ホーム > 疾患・症状 > PTSD(心的外傷後ストレス障害)
心的外傷の治療に関しては、特効薬や手術などにより除去できるものではなく、カウンセリング方式で、数回にわたり1対1の面接による話し合いを通じて、外傷体験の出来事や現在の悩みなどを簡き取り、患者の不安心理の病巣はなにかを把握し、これを徐々に取り除いていく方法で行われます。薬の服用も並行して行うことが多いですが、PTSDの場合、多くの場合カウンセリングによる治療が一般的とされています。以下では、その具体的な方法を述べます。①心理的デブリーフィング、②EMDR 治療、③トークセラピ一、④グループセラピ一、⑤行動療法、⑥催眠療法、⑦自己暗示療法、⑧精神分析的治療、⑨薬物療法などです。
外傷体験から6か月以内の発症が原則であります。外傷体験から6か月以上経過してからの発症も含めてもよいのですが、その場合には発症遅延という形で別に特定すべきです。
心的外傷体験から1か月以上経過してから発症するとされており、症状の持続時間は1か月以上です。
PTSD は半数が3か月以内に回復するとされています。症状の持続期間が3か月未満の場合は急性、症状の持続期間が3か月以上の場合は慢性です。