リワーク・プログラム(その33) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク・プログラム(その33)

千里中央駅直結・大阪府 豊中市、心療内科 精神科「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク・プログラム」の33回目です。前回に続き、リワーク・プログラム(職場復帰支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】■会社は休職者やリワーク施設とどう連携を図ればよいか

職場復帰時リワーク時)】
週5日のリワークの参加が数週間経過した頃、主治医よりかなりメンタルヘルス不調が回復してきたので、会社に連絡して復職の準備リワークの準備)をするよう話があった。
そこで会社に連絡し、復職に向けたリワークに向けた)手続きを確認した。
その後、主治医から復職可能リワーク可能)の診断書を発行してもらい、会社で精神科心療内科の産業医復職判定リワーク判定)の面談を行なった。
リワーク・プログラムに参加していたときの状況など現在のメンタルヘルスの調子について話をした。
復職できるかリワークできるか)どうかの結果と復職後の配属先リワーク後の配属先)については、来週連絡があるとのことだった。

◎会社側が押さえておきたいポイント
リワーク・プログラムを行なっている各リワーク施設では、休職した社員のリワーク・プログラムの参加状況等に関する報告用資料を用意しているところが多い。
●「この社員は退職するだろう」と予測していたところ、休職期間満了ぎりぎりで復職の意思リワークの意思)を示され、慌てる企業も多い。休職期間満了ぎりぎりまで放置することのないように、定期的に休職者のメンタルヘルスの状況やリワーク・プログラムの参加状況等の確認をするなかで、会社として各場面を想定した復職の準備をしておくリワークの準備をしておく)とよい。

職場復帰後リワーク後)】
職場復帰が決定リワークが決定)し、もともと所属していた部署とは違う部署に配属されることになった。
初めての仕事も多く、なかなか慣れないため休憩時間や仕事が終わるとどっと疲れる。
まだ本調子ではないため、無理をせず仕事を抱え込まないよう上司へ報告・相談をなるべくするようにしている。
しばらくは服薬が必要なため心療内科には定期的に通院しているが、リワーク施設については土曜日、復職直後リワーク直後)のストレスが多くなる時期をサポートするフォローアップのリワーク・プログラムに参加している。
リワーク施設で、復職したばかりリワークしたばかり)のリワーク・プログラムの元参加者リワークスタッフと話をすることが、ストレスをためこまないようにすることに役立っている。

◎会社側が押さえておきたいポイント
復職直後は疲れリワーク直後は疲れ)やすい。何度も食事に誘うなどの過干渉は、本人にとってさらにメンタルヘルス不調となる場合がある。
●歓迎会等の飲み会については、服薬中(数か月~年単位)はアルコールの摂取が禁止のため、企画しない方が本人のためになる。

うつ病は再発しやすいメンタルヘルス疾患なので、休職した社員がスムーズに復職するためリワークするため)にもリワーク・プログラムを活用することは重要です。
まずは地域のリワーク施設について情報収集を始めてみてはいかがでしょうか。

以上、千里中央、心療内科「杉浦こころのクリニック」(豊中市・千里ニュータウン・千里セルシー3階)の杉浦でした。

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