リワーク・プログラム(その30) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク・プログラム(その30)

千里中央駅直結・大阪府 豊中市、心療内科 精神科「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク・プログラム」の30回目です。前回に続き、リワーク・プログラム(職場復帰支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】■中小企業が適切なリワーク・プログラムを選ぶときのポイント

大企業から中小企業まで、企業規模や業種を問わず、一昔前に比べ、うつ病などメンタルヘルス不調のため休職する人は増えています。
では、中小企業がリワーク施設リワーク・プログラムの活用を検討する場合、どのようなリワーク施設を選べばよいでしょうか。
まず、リワーク・プログラムを活用する際の大前提として、「自社はどのような目的でリワーク・プログラムを利用するのか」という点を明確にする必要があります。すなわち、

1.メンタルヘルス疾患が回復してきて復職リワーク)も近くなり、職場復帰に向けた準備リワークに向けた準備)をしたいなら障害者職業センター

2.主治医から復職可能リワーク可能)の診断書が発行された、職場復帰を希望リワークを希望)する社員の復職可能性リワーク可能性)の評価を目的とするなら民間企業といった違いがあります。

リワーク・プログラムを利用する場合は、所在地のほか、リワーク・プログラムの内容、種類(家族向け、復職者リワーク者)向けフォローアップのリワーク・プログラムも含む)、リワーク・プログラムの実施曜日や時間を事前に調べることも大切なポイントになります。
リワーク施設のホームページのほか、直接電話で問い合わせて確認することが可能です。
なお、民間企業のリワーク・プログラムは治療を目的としていません。会社に代わって職場復帰させてリワークさせて)よいメンタルヘルスの回復度であるかを評価することと、休職者にとっては復職直前リワーク直前)の“慣らし”としてスムーズに業務に戻れるメンタルヘルス状態にあるかを見極めることを目的としているためです。
とはいえ、うつ病などメンタルヘルス疾患は体調の急変など状態の変化が多いため、民間企業のリワーク・プログラムを選ぶ場合は医療機関と密接な連携があるリワーク施設を選ぶ必要があります。
中小企業においては産業医を選任していないケースもありますが、可能であれば会社のメンタルヘルスに精通した医師(精神科医・心療内科医)との顧問契約や産業医契約を結ぶとよいでしょう。
復職判定リワーク判定)面談や復職後リワーク後)のフォローなど、専門的なアドバイスを受けることができます。

以上、千里中央、心療内科「杉浦こころのクリニック」(豊中市・千里ニュータウン・千里セルシー3階)の杉浦でした。

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