リワーク・プログラム(その22) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク・プログラム(その22)

心療内科 精神科大阪府 豊中市千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク・プログラム」の22回目です。前回に続き、リワーク・プログラム(職場復帰支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】■復職時期リワーク時期)の決定

まず患者様本人に、前向きな復職意思リワーク意思)があることが前提です。うつ状態がどれほど改善されたかは、評価尺度(HAM-D、MADRS、SDS、BDI-Hなど)により定期的にチェックします。SASSという社会的適応能力がわかる尺度も参考になります。
復職リワーク)にあたっては、これらが改善し安定していることに加え、日々のリワーク・プログラムへの参加状況など、基本的な生活習慣、集中力や問題解決能力などの作業能力、他者との交流、適切な認知や感情表出などを項目とした評価表に基づき、個人面接をしたうえで、主治医が復職の可能性リワークの可能性)を判断します。会社側では、提出された主治医の診断書を参考に、産業医が中心になって患者様の直属の上司や人事・労務担当者と協議し、本人と面談したうえで、企業としての最終判断を下すことになります。
復職決定リワーク決定)に関しては主治医の診断書が重要な参考資料となるわけですから、治療の入り口から会社側の産業保健スタッフとの連携プレーが必要といえるでしょう。職場復帰のおおまかな目安リワークのおおまかな目安)としては、次の項目があげられます。

復職へのリワークへの)十分な意欲
●規則正しい睡眠覚醒リズム
●安全な通勤が可能
●通常の勤務時間内での就労が可能
●業務に必要な注意力・集中力が回復している
●睡眠により疲労が十分回復する

以上、心療内科豊中市千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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