リワーク・プログラム(その19) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク・プログラム(その19)

心療内科 精神科大阪府 豊中市千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク・プログラム」の19回目です。前回に続き、リワーク・プログラム(職場復帰支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】■リワーク・プログラムの具体例

患者様は1人でいると、どうしても家にひきこもりがちになってしまいますが、リワーク・プログラムでは決まった時間に起きて、家を出て通うという習慣を身につけることができます。職場に通勤しているときと同じように、時間帯をあわせて通うという練習になります。回復期には、通勤に耐えられるだけの体力をつけなければなりません。最初は少々きつくても、いったん家を出てリワーク・プログラムに参加すると、徐々に気分が上がってきて、そのあとは楽に過ごせるようになるという人もいます。
まずは「遅刻しないで通う」ということが、リワーク・プログラムの第一歩です。そして復職リワーク)に備えて、目標をもってリワーク・プログラムに参加し、自信を取り戻していきましょう。
リワークを実施している各リワーク施設により、リワーク・プログラムの内容は多少違いますが、おおむね共通するリワーク・プログラムは次の通りです。

[心理教育プログラム]
医師(精神科医・心療内科医)が気分障害(うつ病等)に関して、病気の成り立ちや抗うつ薬服用に際しての注意点などを専門的な立場からわかりやすく説明します。自分の病気について正しく知ることは大変重要なことです。また、セルフケアやストレスマネジメントを学び、再発予防に役立てます。

[テーマトーク]
毎回ひとつのテーマを決めて、それについて現在の考えや気持ちを話し合います。たとえば、仕事上の挫折体験から休職に至った経緯など、グループ内のメンバーと分かち合うことで、もやもやした気持ちを整理し、自己分析をしていきます。

[オフィスワーク(職業技能回復訓練)]
職場でのデスクワークに順応するため、パソコンを用いてワード、エクセルなどに習熟していきます。そのほか、新聞や雑誌や本に目を通したり、自分で課題を設定し、少しずつ仕事への勘を取り戻し、集中力や思考力を高め、達成感を養うのが目的です。

以上、心療内科豊中市千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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