リワーク支援について(その13) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク支援について(その13)

皆様、おはようございます。心療内科 精神科千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク支援について」の13回目です。前回に続き、リワーク支援職場復帰支援)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】●「元の職場への復帰リワーク)」の原則

精神疾患による休業者の職場復帰先リワーク先)は、元の職場とすることが原則です。その理由としては、慣れた職場環境で慣れた職務に就くのが、本人にとってストレスが小さいと考えられること、受け入れ職場にとっても、職場復帰および職場再適応リワークおよび職場再適応)がうまく進めば、職場のせいでメンタルヘルス不調が生じたという見られ方を回避できることなどがあげられます。本人が元の職場に何かしら苦手意識のようなものをもっていたとしても、具体的に何が問題なのかをよく話し合い、できる作業から再開して徐々に仕事を増やしていくことで、それを克服できれば、その後の本人の自己効力感を高めることにつながることも指摘されています。また、その苦手意識が認知の歪みから生じている場合には、それを修正することが病状の再発防止につながるという面もあります。
一方で、以下のような例では、職場配転をした上で職場復帰をしたほうがリワークをしたほうが)うまくいく可能性が高いです。
①元の職場の人間関係やその職場にいる限り避けては通れない業務が発症の主因であると考えられる例
②後遺障害等のために、元と同等までの業務遂行能力の回復が到底望めず、元の職場では長期的な軽減勤務が認められない例

以上、心療内科千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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