リワーク支援について(その7) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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リワーク支援について(その7)

皆様、おはようございます。心療内科 精神科千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク支援について」の7回目です。前回に続き、リワーク支援職場復帰支援)について詳しく触れたいと思います。

【続き→】■家族との連携

家族の多くは、メンタルヘルス不調に陥った労働者に対して支持的に接するものであるが、経済的な問題が背景にある場合などは、本人の病状が十分に回復していないにもかかわらず、家族の強い希望で職場復帰リワーク)の意向が示されることがあります。したがって、家族に対しては、会社が用意している職場復帰支援の仕組みリワーク支援の仕組み)や、健康保険組合の傷病手当金や共済会の見舞金などの経済的な職場復帰支援制度リワーク支援制度)についての説明を行なうなど、療養についての無用な不安を取り除いておくような職場復帰支援が望ましいリワーク支援が望ましい)です。一方で、家族が抱える問題そのものについては、会社からの安易で中途半端な介入が問題を複雑化させることにもなりかねないので、慎重を期すべきです。
また、労働者からの情報だけを聞いている家族は、会社に対して誤解を抱くことがあります。とくに、年齢の若い労働者でひとり暮らしをしているような場合は、療養前の就業状況や体調管理状況、会社が行ってきた就業上の配慮について実家の家族が関知しておらず、一方的に会社に責任があるとしてトラブルになることがあります。療養中の安全管理の観点からも、ひとり暮らしの労働者には原則として家族の元での療養を推奨することを考慮し、休業する際はできるだけ家族同席での面談の場を設け、家族に対してこれまでの経緯を説明しておくことが望ましいです。家族に落ち着いて労働者の療養を職場復帰支援してもらえるリワーク支援してもらえる)よう、客観的な事実を基に説明を尽くしておくことも職場復帰支援の一環リワーク支援の一環)です。

以上、心療内科千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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