豊中市 千里中央にある「杉浦こころのクリニック」です。 | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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メンタルヘルスケア(その14)

2015/03/16

皆様、おはようございます。心療内科 精神科千里中央駅直結医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「メンタルヘルスケア」の14回目です。前回に続き、メンタルヘルスについて詳しく触れたいと思います。

【続き→】●《ラインケア》
ラインケアは管理監督者が部下のメンタルヘルスをケアすることです。職場でメンタルヘルス不調者を早期に発見し、適切な対応をすることが重要です。たとえ社内に保健スタッフや産業医を設置していたとしても、現場での早期発見が遅れればメンタルヘルス不調者は放置される可能性が高いです。そのため管理監督者が専門家(精神科・心療内科)にいち早くつなげる役割を求められます。ラインケアが適切に実施されるためには、メンタルヘルスの基礎知識はもちろん、早期発見のサインの見極め方や声のかけ方、対応の方法などを身につける必要があります。管理監督者には、日頃から従業員とコミュニケーションを持ち、安心して相談してもらえる関係を構築していくことが求められます。

●《内部EAP》
内部EAPとは、保健スタッフや産業医など、企業内に常駐する専門スタッフによるケアのことです。組織内で個々の従業員の相談に乗り、メンタルヘルスの向上支援を行います。具体的にはカウンセリングや定期健診、健康管理に関する情報提供、外部機関への紹介など、専門的な立場からのケアです。企業内部に専門スタッフが常駐するメリットは、現場と連携できる点です。産業医が常駐していれば、メンタルヘルス不調者に対し、職場の労働状況やかかる負荷を勘案して対応を慎重に検討することができます。中小企業ではこうした健康管理スタッフを用意できないことが多く、その分セルフケア、ラインケアで補うことになるため、従業員に対するメンタルヘルス教育はより重要となってきます。
 
以上、心療内科千里中央駅杉浦こころのクリニック」(千里ニュータウン千里セルシー3階)の杉浦でした。

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