ホーム > SELCYブログ > 豊中市 千里中央にある「杉浦こころのクリニック」です。
草津温泉について(その15)
2015/01/11
皆様、おはようございます。心療内科(大阪府・千里ニュータウン・千里中央駅)「杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
【続き→】〈近代〉
明治時代、スウェーデンの人文学者ノルデンシェルトは草津訪問記を記し、その中で草津温泉には療養する病人が多く、草津はそれら病人によって成り立っており、病人たちが罹患しているのは梅毒やハンセン病(らい病)、脚気である、としています。お雇い外国人として来日したドイツ人医師エルヴィン・フォン・ベルツ、および宣教師コンウォール・リーによりハンセン病に効く湯治場としての地位が確立され、草津温泉郷にはハンセン病集落が出来ています。
その後、1931年(昭和6年)にらい予防法が制定されると、その直後の1932年(昭和7年)には国立らい療養所栗生楽泉園が開設されています。