ホーム > ブログ > 心療内科医の役割と勤労者のメンタルヘルス(その6)
2020年01月30日
千里中央(大阪府豊中市・北摂千里ニュータウン)、心療内科(メンタルヘルス科)・復職支援(リワークおよびリワークプログラム)協力医療機関「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「心療内科医の役割と勤労者のメンタルヘルス(勤労者の心療内科的健康)」の6回目です。引き続き、心療内科医の役割と勤労者のメンタルヘルス(心療内科的健康)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖職場のメンタルヘルス概観(職場の心療内科的健康概観)〗(Ⅴ)
~職場のメンタルヘルスの概観と法令(職場の心療内科的健康の概観と法令)/メンタルヘルス指針(心療内科的健康指針)⑤~
◎国によるメンタルヘルスマネジメント(心療内科的健康マネジメント)ⓓ
■ストレスチェック制度の背景と目的
⇒労働安全衛生法(以下、安衛法)の改正により、2015(平成27)年12月1日より常時50人以上の勤労者を使用する事業場において、ストレスチェックの実施・事後メンタルヘルス措置(事後心療内科的健康措置)を行うことが義務づけられました(50人未満の事業場については当分の間、努力義務となっています)。これまでのメンタルヘルスケア対策(心療内科的健康ケア対策)は、「心の健康の保持増進(メンタルヘルスの保持増進(心療内科的健康の保持増進))のためのメンタルヘルス指針(心療内科的健康指針)」が安衛法の規定に基づくメンタルヘルス指針(安衛法の規定に基づく心療内科的健康指針)として示されており、このメンタルヘルス指針(この心療内科的健康指針)に沿って職場のメンタルヘルス対策(職場の心療内科的健康対策)を進めてきた事業場も多かったです。このメンタルヘルス指針の中(この心療内科的健康指針の中)では、メンタルヘルス不調(心療内科的健康不調)の勤労者を早期に発見し、早期にメンタルヘルス対処(早期に心療内科的健康対処)すること、メンタルヘルス不調者(心療内科的健康不調者)のメンタルヘルス疾病(心療内科的健康疾病)管理、職場復帰支援が主(リワーク支援が主)であり、メンタルヘルス不調者個人(心療内科的健康不調者個人)をターゲットとしたメンタルヘルス対応(心療内科的健康対応)が中心でした。
ストレスチェック制度の基本的な考え方については、「心理的なストレスの程度を把握するための検査及びメンタルヘルス科面接指導(心療内科的健康科面接指導)の実施並びにメンタルヘルス科面接指導結果(心療内科的健康科面接指導結果)に基づき事業者が講ずべきメンタルヘルス措置(心療内科的健康措置)に関するメンタルヘルス指針」に示されて(関する心療内科的健康指針」に示されて)います。このメンタルヘルス指針に示されている(この心療内科的健康指針に示されている)のは「勤労者のメンタルヘルス不調(勤労者の心療内科的健康不調)を未然に防止するメンタルヘルス対策の一次予防(心療内科的健康対策の一次予防)を目的としたものであり、事業者は、各事業場の実態に即して実施されるメンタルヘルス対策の二次予防(心療内科的健康対策の二次予防)(メンタルヘルス不調の早期発見(心療内科的健康不調の早期発見)と適切なメンタルヘルス対応(適切な心療内科的健康対応))およびメンタルヘルス対策の三次予防(心療内科的健康対策の三次予防)(勤労者の職場復帰支援(勤労者のリワーク支援))も含めた勤労者のメンタルヘルスケア(勤労者の心療内科的健康ケア)の総合的な取組の中にストレスチェック制度を位置づけ、メンタルヘルスケア(心療内科的健康ケア)への取り組みを継続的かつ計画的に進めることが望ましい」とあり、メンタルヘルス不調の予防(心療内科的健康不調の予防)が中心となっています。このメンタルヘルス不調の予防目的(心療内科的健康不調の予防目的)に沿って、ストレスチェック制度が定められています。ストレスチェック制度では、ストレスチェックを実施し、そのストレスチェックでの結果を用いて、職場におけるメンタルヘルス対策(心療内科的健康対策)の2つの施策、①勤労者自身のストレスへの気づきを促す(セルフメンタルヘルスケア(セルフ心療内科的健康ケア))、②職場のストレス提言のために職場環境の改善につなげる(ラインによるメンタルヘルスケア(ラインによる心療内科的健康ケア))、を推進します。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)・職場復帰支援(リワーク支援およびリワーク支援プログラム)協力医療機関「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。