ホーム > ブログ > リワーク(復職支援)プログラム(その35)
2019年02月13日
千里中央(大阪府 豊中市・北摂 千里ニュータウン)、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の35回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワークプログラムなど復職支援デイケア(復職支援プログラムなど復職支援デイケア)で患者様はなにをするか〗(Ⅵ)
◎本人向け復職支援アドバイス(リワークアドバイス)③
~リワークプログラムなどデイケア(復職支援プログラムなどデイケア)での心理教育を通じて、自分とメンタルヘルス疾患を理解する~
⇒リワークプログラムの講義(復職支援プログラムの講義)やリワークプログラムでの話し合い(復職支援プログラムでの話し合い)などリワークプログラム全体(復職支援プログラム全体)をとおして、うつ病などメンタルヘルス不調やメンタルヘルス治療についての正しい知識を得たり、リワークプログラム参加者(復職支援プログラム参加者)の自己理解をうながして深めることが、リワークプログラムでの心理教育(復職支援プログラムでの心理教育)です。うつ病などのメンタルヘルス不調の再発予防のため、リワークプログラムでは、心理教育が重視(復職支援プログラムでは、心理教育が重視)されています。リワークプログラムでの心理教育の内容(復職支援プログラムでの心理教育の内容)には、自己分析や認知行動療法、自己表現などさまざまあり、復職支援施設(リワーク施設)によって異なります。一般的に、リワークプログラムの講義は10人くらいの少人数(復職支援プログラムの講義は10人くらいの少人数)でおこなわれ、リワークプログラム全体が心理教育(復職支援プログラム全体が心理教育)のようなものです。具体的には、心理教育を受けることで、バケツの水をこぼさないようにイメージして、自分のメンタルヘルス状態を超えないように、仕事量を自分で調整できるようになります。
■リワークプログラムに参加(復職支援プログラムに参加)前のメンタルヘルス科専門医(精神科医・心療内科医)や復職支援施設など医療機関(リワーク施設など医療機関)スタッフによる復職支援面談(リワーク面談)で、リワークプログラムを理解(復職支援プログラムを理解)
⇒メンタルヘルス治療やリワークプログラムの意義(復職支援プログラムの意義)をよく理解することは、リワークプログラムを続けていくための基礎(復職支援プログラムを続けていくための基礎)となります。
■リワークプログラムの講義で理解を深める(復職支援プログラムの講義で理解を深める)
⇒メンタルヘルス科専門医師(精神科医師・心療内科医師)や薬剤師、看護師、作業療法士、臨床心理士(カウンセラー)、精神保健福祉士など復職支援施設スタッフ(リワーク施設スタッフ)らによるリワークプログラムなど復職支援デイケアの講義(復職支援プログラムなど復職支援デイケアの講義)で、メンタルヘルス疾患やメンタルヘルス科治療についての理解を深めます。リワークプログラムの講義は、1回50分くらい(復職支援プログラムの講義は、1回50分くらい)で、数回程度おこなわれるのが一般的です。
■一対一の復職支援面談(一対一のリワーク面談)で自分を客観的にみつめる
⇒リワークプログラムで理解したことが現実の生活にいかされている(復職支援プログラムで理解したことが現実の生活にいかされている)かなど、復職支援施設のスタッフと確認(リワーク施設のスタッフと確認)しながら復職支援面談をおこない(リワーク面談をおこない)ます。つまり、うつ病などメンタルヘルス不調やメンタルヘルス科医療機関での治療、メンタルヘルス不調の再発予防のための知識をリワークプログラムで身につけ、日常生活にいかすこと(知識を復職支援プログラムで身につけ、日常生活にいかすこと)ができます。
■リワークプログラムの個人活動(復職支援プログラムの個人活動)で自分の力を知る
⇒リワークプログラムの課題(復職支援プログラムの課題)に対する集中力や対応力など、自分のメンタルヘルス状態の回復レベル、すなわち復職準備性(リワーク準備性)を確認し、さらに復職準備性を高めていくこと(リワーク準備性を高めていくこと)につなげていきます。
■リワークプログラムの心理教育での自己分析(復職支援プログラムの心理教育での自己分析)により、セルフメンタルヘルスケアできるように
⇒認知行動療法(CBT)やSST(社会生活技能訓練)など、リワークプログラムの心理教育を受けること(復職支援プログラムの心理教育を受けること)で、自分自身のものごとのとらえ方のクセや、もろい部分と向き合い、さらにリワークプログラムなどデイケアのリハビリ(復職支援プログラムなどデイケアのリハビリ)により、望ましい方向に修正しながら、自己管理能力を身につけていきます。
■リワークプログラムのグループ活動(復職支援プログラムのグループ活動)で自分がみえる
⇒ほかのリワークプログラム参加者との関わり(ほかの復職支援プログラム参加者との関わり)のなかで、自分の課題や弱点に気づき、リワークプログラムではさまざまな手法を用いて、対人関係能力を高めたり(復職支援プログラムではさまざまな手法を用いて、対人関係能力を高めたり)、ストレスに対して適切に対処できるようになります。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科(メンタルヘルス科)「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。