ホーム > ブログ > リワーク(復職支援)プログラム(その19)
2018年11月24日
千里中央(大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の19回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワークプログラムとは?〗(ⅩⅧ)
◎復職支援施設(リワーク施設)などメンタルヘルス科専門の医療機関内でのリワークプログラム(医療機関内での復職支援プログラム)(医療復職支援デイケア(医療リワークデイケア))①
~通勤訓練から残業まで復職後(リワーク後)を見据えた復職支援プラン(リワークプラン)~
⇒毎朝通勤電車に乗り、パソコン作業にプレゼンの準備。会社生活を再現した中で、自分を見つめメンタルヘルス疾患を知ります。復職支援施設など医療機関(リワーク施設など医療機関)の安心できる環境で復職を確実(リワークを確実)なものにします。
某復職支援施設などメンタルヘルス科専門医療機関(リワーク施設などメンタルヘルス科専門医療機関)では復職支援デイケア(リワークデイケア)「復職支援マネジメントプログラム(リワークマネジメントプログラム)」を実施しています。リワークプログラムなど復職支援デイケア(復職支援プログラムなど復職支援デイケア)では職場に近い環境を作り出し、リワークプログラム参加者(復職支援プログラム参加者)が仕事に必要な体力や集中力、コミュニケーション能力を養うことを目指します。いわば復職に向けた(リワークに向けた)予行演習といったところ。多職種の企業が集中する大都会の土地柄、リワークプログラム参加者の大半(復職支援プログラム参加者の大半)が30~40代のビジネスパーソンです。
■復職支援施設など医療復職支援デイケア(リワーク施設など医療リワークデイケア)への通所訓練で身体を慣らし、メンタルヘルス状態を回復
⇒リワークプログラムなどデイケア参加者(復職支援プログラムなどデイケア参加者)のメンタルヘルス状態の回復のレベルに合わせ、リワークプログラム内容(復職支援プログラム内容)は初期のリワークプログラム(初期の復職支援プログラム)と復職間近(リワーク間近)の直前リワークプログラム(直前復職支援プログラム)に分けて行われます。
ただ、希望してすぐにリワークプログラムへ参加(復職支援プログラムへ参加)できるというわけではないです。ある程度、睡眠のリズムが整い、早寝早起きができるまでにメンタルヘルス状態が回復していることが第一条件。リワークプログラムでのやる気(復職支援プログラムでのやる気)も大事です。
「うつ病などメンタルヘルス不調は受け身の姿勢だけで、治療することはできません。職場に復職(職場にリワーク)したいというモチベーションを持ち続けることが大切です」とメンタルヘルス科専門医(精神科医・心療内科医)の意見。
初期のリワークプログラムなど復職支援デイケア(初期の復職支援プログラムなど復職支援デイケア)では週1日と半日、朝9時半に復職支援施設などメンタルヘルス科専門クリニック(リワーク施設などメンタルヘルス科専門クリニック)に通うことから始め、次に週2日、週3日と増やし、3ヵ月かけて頭と身体を規則正しい生活に慣らしていきます。通勤ラッシュを経験することも初期のリワークプログラムでのリハビリ(初期の復職支援プログラムでのリハビリ)の1つです。
初期のリワークプログラムの柱(初期の復職支援プログラムの柱)は4つあります。1つ目は基礎体力をつけるストレッチやヨガ。2つ目が集団で活動することによって、対人交流を学ぶ卓球やゲーム。3つ目はうつ病などのメンタルヘルス不調について正しい知識を習得し、メンタルヘルス症状を自己管理するセルフメンタルヘルスケア。4つ目が疲労やストレスに対処しながら集中力を高めるための、読書などのオフィスワーク。
具体的に、1つ目の頭と体のストレッチについては、ヨガなど軽い運動でリラクセーション効果を得たり基礎体力を向上。ダーツやカードゲームを通して集団で頭を使いながら楽しみます。2つ目の卓球については、ダブルスを組み助け合ってプレーすること、協力して審判作業を行うことなどから、集団内での役割を学び積極性や協調性を取り戻します。3つ目のセルフメンタルヘルスケアについては、上記うつ病などメンタルヘルス不調への理解を深める講義やディスカッションを通じて、服薬、療養、メンタルヘルス症状管理、リワークプログラムなどリハビリテーションの正しい知識(復職支援プログラムなどリハビリテーションの正しい知識)を習得します。4つ目のオフィスワークについては、デスクワークを視野に入れ、上記うつ病などのメンタルヘルス不調について理解を深める本を読みます。職場うつ病などメンタルヘルス不調で休職に至った経緯を振り返り、リポートにします。
つまり、これら初期のリワークプログラムなど復職支援デイケアのテーマ(初期の復職支援プログラムなど復職支援デイケアのテーマ)については、「復職支援施設への通所訓練(リワーク施設への通所訓練)で睡眠・生活のリズムをしっかり整える。休職に至った経緯を振り返り、自己理解を深める。」ことだと言えます。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。