ホーム > ブログ > リワーク(復職支援)プログラム(その11)
2018年11月08日
千里中央(大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の11回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワークプログラムとは?〗(Ⅹ)
◎リワークプログラムなどデイケアに参加(復職支援プログラムなどデイケアに参加)①
~リワークプログラムなどデイケア(復職支援プログラムなどデイケア)やリワークプログラム仲間(復職支援プログラム仲間)を、最初は小馬鹿にしていた~
リワークプログラムは通常、集団でのデイケア(復職支援プログラムは通常、集団でのデイケア)としておこなわれます。リワークプログラムでは対人折衝が苦手な人も多く(復職支援プログラムでは対人折衝が苦手な人も多く)、グループに入ろうとしない姿がみられます。
リワークプログラムなど復職支援デイケア(復職支援プログラムなど復職支援デイケア)では、卓球やゲームのように、仕事に直結しないとりくみもおこなわれます。リワークプログラムのとりくみ(復職支援プログラムのとりくみ)には、コミュニケーションや人間関係の問題を確認・改善する目的などがあるのですが、リワークプログラム参加者(復職支援プログラム参加者)は、最初はリワークプログラムの目的(復職支援プログラムの目的)がわからず、戸惑うことがあります。
リワークプログラムを受ける(復職支援プログラムを受ける)人のなかには、上司や職場の産業医から復職支援を受けることを提案(リワークを受けることを提案)され、メンタルヘルス不調の再発率が下がると言われてしぶしぶリワークプログラムに参加(復職支援プログラムに参加)している人もいます。復職支援を受ける(リワークを受ける)ということは、自力では就労を継続できないと言われるようなものですから、復職支援に乗り気(リワークに乗り気)ではなく、復職支援を拒みたくなる(リワークを拒みたくなる)のも当然ですが、復職支援を拒否できる(リワークを拒否できる)立場でもないと思い、リワークプログラムなど復職支援デイケアに参加(復職支援プログラムなど復職支援デイケアに参加)。しかしリワークプログラム参加者のなか(復職支援プログラム参加者のなか)には、リワークプログラムなどデイケアの効果(復職支援プログラムなどデイケアの効果)には半信半疑で、ほかのリワークプログラム参加者のことを、軽視している(ほかの復職支援プログラム参加者のことを、軽視している)人もいます。卓球を楽しんだり、リワークプログラム仲間になって交流(復職支援プログラム仲間になって交流)したりしているのを、なれ合いだと思っていました。
治療費を払ってリワークプログラムに参加(治療費を払って復職支援プログラムに参加)しているのに、気の合わない人たちと話したくなんかないと思って、ほかのリワークプログラム参加者とほとんど話さず(ほかの復職支援プログラム参加者とほとんど話さず)、復職支援スタッフ(リワークスタッフ)から提示される課題に集中していました。自分はしっかりとリワークプログラムの課題(復職支援プログラムの課題)にとりくみ、ほかのリワークプログラム参加者(ほかの復職支援プログラム参加者)よりも早く職場復帰(早くリワーク)しようと考えていました。
ところがリワークプログラムなどデイケアに通う(復職支援プログラムなどデイケアに通う)うちに、課題から学べることよりも、ほかのリワークプログラム参加者から教わる(ほかの復職支援プログラム参加者から教わる)ことのほうが多いことに気づきはじめました。また、リワークプログラムの仲間ができると気持ちがずいぶん楽(復職支援プログラムの仲間ができると気持ちがずいぶん楽)になることもわかりました。同年輩のリワークプログラム仲間から聞いたアドバイス(復職支援プログラム仲間から聞いたアドバイス)が、復職に向けて(リワークに向けて)治療の参考になりました。
リワークプログラム仲間と交流する意義(復職支援プログラム仲間と交流する意義)を徐々に理解していく人もいるため、ゆっくりリワークプログラムにとりくめばよい(ゆっくり復職支援プログラムにとりくめばよい)のです。最初から無理にリワークプログラムなどデイケアに合わせよう(復職支援プログラムなどデイケアに合わせよう)としないで、自分のペースでリワークプログラムに参加(自分のペースで復職支援プログラムに参加)することが重要です。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。