ホーム > ブログ > リワーク(復職支援)プログラム(その8)
2018年10月25日
千里中央(大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の8回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワークプログラムとは?〗(Ⅶ)
~再休職の悪循環から救い出してくれた言葉①「ひとりで悪くなったわけじゃない」~
うつ病や躁うつ病などメンタルヘルス疾患からの復職に成功(リワークに成功)した人たちは、家族やリワークプログラムの仲間(復職支援プログラムの仲間)に加え、メンタルヘルス専門医(精神科医・心療内科医)の言葉が復職への支え(リワークへの支え)になり、勇気づけられたと言います。彼らがいなければ、メンタルヘルス不調からの回復は遅れていただろうと口をそろえます。ここでは、メンタルヘルス専門医師(精神科医師・心療内科医師)の言葉が、救いの手のように思えたケースを紹介します。
メンタルヘルス科専門医(心療内科医・精神科医)に「ひとりでメンタルヘルス疾患になったわけじゃない。まわりの人も関わっている。リワークプログラムなど集団(復職支援プログラムなど集団)のなかで癒されたり、リワークプログラムで気づき(復職支援プログラムで気づき)を得たりして、メンタルヘルス疾患はよくなるんだ」と言われたことで、人を頼ってよいのだと思えるようになったそうです。
その患者様はのちにリワークプログラムなどデイケア(復職支援プログラムなどデイケア)に参加し、同じメンタルヘルス疾患に苦しむリワークプログラムの仲間と出会い(復職支援プログラムの仲間と出会い)ました。ひとりでメンタルヘルス疾患に立ち向かっていた頃よりも、リワークプログラムに参加(復職支援プログラムに参加)して気持ちが楽になったと言います。
~再休職の悪循環から救い出してくれた言葉②「ゆっくりでいいから、確実に」~
家庭の事情で、やや厳しい状況での復職(厳しい状況でのリワーク)を求められそうになった人は、メンタルヘルス科専門医師(心療内科医師・精神科医師)から復職の延期(リワークの延期)をすすめられ、救われたと言います。
「どれだけ時間がかかってもいいから、あせらず丁寧に対処して、確実に復職(確実にリワーク)するんだ」と言われたことが、復職への助け(リワークへの助け)になりました。
本人はこの言葉に心から共感し、無理なメンタルヘルス状態で復職(無理なメンタルヘルス状態でリワーク)しても、よい結果は出ないと考えました。リワークプログラムなど時間をかけてもいい(復職支援プログラムなど時間をかけてもいい)から、確実な復職をめざす(確実なリワークをめざす)ことは、復職に向けて(リワークに向けて)誰にでも当てはまる重要な復職支援の考え方(リワークの考え方)です。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。