2018年05月22日
千里中央(大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援(リワーク)」の51回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】●職場環境調整期(職場復帰準備期(リワーク準備期))の過ごし方
この職場環境調整期(この職場復帰準備期(このリワーク準備期))はまさに職場復帰直前(リワーク直前)の時期ですので、リハビリ期よりも、さらに実際の職場復帰後(リワーク後)の生活に近い生活をすることが望まれます。私は職場復帰間際(リワーク間際)の患者様には、会社の始業時刻に間に合うように起床し、実際の出勤時と同じ服装(例えばスーツなど)で通勤ラッシュを体験し、さらに会社の所定労働時間と同じ時間のトレーニングを行い、まさに実際に職場復帰(実際にリワーク)をしたかのようなシミュレーションを行うことをいつも勧めています。具体的には、次のような復職支援プログラム(リワークプログラム)となります。
◇ 復職直前(リワーク直前)の復職支援プログラムの一例(リワークプログラムの一例)
①起床(7:00)
起床後はスーツに着替える
②朝食(7:30)
③模擬出勤(8:00)
通勤ラッシュの電車に乗り、会社の前まで実際に通勤する
④会社の前に到着(8:50)
その後、会社近くの市民図書館へ
⑤開館と同時に図書館にて、業界誌と新聞で世の中の流れをチェック(9:00)
⑥職務関連資格の勉強(10:00)
⑦昼食・昼休み(12:00)
⑧再び図書館にて、職務関連資格の勉強とパソコン作業(インターネットによる情報収集も含む)
適宜、1時間に5分程度の休憩を挟みながら行う(13:00)
⑨模擬退社(17:30)
再び会社の前を通り、帰路に着く
⑩帰宅(18:30)
⑪夕食(19:00)
⑫日記を書く(20:00)
⑬入浴・リラクゼーション(21:00)
⑭就寝(23:00)
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。