2018年04月11日
千里中央(大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援(リワーク)」の35回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】●1人で行う復職支援プログラム(リワークプログラム)
ここまで、リハビリ期では個別の要素に分けて、「職場復帰のための(リワークのための)トレーニング」をどのように行ったら良いのかを説明してきましたが、これらは相互に良い影響を及ぼし合うものなのです。例えば、なかなか睡眠覚醒のリズムをつかむことができない方でも、「身体機能回復のためのトレーニング」により、日中の活動量が増加し、結果的に夜間に良質の睡眠が取れるようになる場合もありますし、「職場復帰に向けた(リワークに向けた)『メンタルヘルスのトレーニング』」を行うことで、他のトレーニングにおける目標設定を柔軟に考えることができるようになり、結果的にメンタルヘルス不調を回復していく場合もあります。つまり、リハビリ期においては、さまざまなトレーニングを複合的に組み合わせながら、全体として職場復帰ができる(リワークができる)コンディション作りを行っていくことが重要なのです。
そこで、これから1人でも行える復職支援プログラム(1人でも行えるリワークプログラム)をご紹介します。この復職支援プログラムはあくまで典型例(このリワークプログラムはあくまで典型例)ですので、それぞれの生活環境に応じて、柔軟に変更しても問題ありません。また、このような復職支援プログラム(このようなリワークプログラム)はリハビリ期に行うものですから、自分で復職支援プログラムを立てたら(自分でリワークプログラムを立てたら)、主治医(精神科医・心療内科医)に「リハビリのために、このような復職支援プログラムを実施したい(このようなリワークプログラムを実施したい)のですが、良いでしょうか?」と了解を取っておくことを忘れないようにしましょう。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。