2015年12月27日
心療内科 精神科、大阪府 豊中市・千里中央駅・千里ニュータウン「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク (復職)支援」の17回目です。引き続き、リワークについて詳しく触れたいと思います。
【続き→】病気による休業が認められる期間やその間の保障、職場復帰の際の(リワークの際の)手続きは、会社によってさまざまです。普段はそうしたことに目が向きにくいものですが、休業にあたってはそれらを確認して、安心して治療と休養に専念しましょう。職場復帰の手続き(リワークの手続き)に必要な書類等の説明と併せて、人事部門などから情報が入ることが多いはずですが、なかなか届かない場合には、自分から問い合わせてみましょう。
インターネット時代ですから、職場からお見舞いのe-mailが多数届くかもしれません。そうした連絡はありがたいものですが、一方ではメンタルヘルス不調の中で文面を読んだり、返信をしたりすることは、心身の負担になりがちです。そうした場合には、産業医や上司などに相談して、少し控えてもらうように手を打っていただくことをお願いしてもいいでしょう。お礼は復職してから(リワークしてから)ゆっくりすればよいのです。
書類の書式を用意していたりしますので、そうしたことを問い合わせてみることも大切です。
職場復帰について(リワークについて)は、厚生労働省から「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援(リワーク支援)の手引き(平成24年改訂)」(復職ガイドライン(リワークガイドライン))が公表されており、それに沿った仕組みを作っている職場もあります。この復職ガイドライン(このリワークガイドライン)では、職場の産業医や人事労務管理者等が、本人を経由して主治医と連携し、職場復帰支援を進めていく(リワーク支援を進めていく)手順を紹介しています。職場によっては、職場復帰を認める(リワークを認める)回復の目安(たとえば、1日中机の前に落ち着いて座っていられる、日中の眠気をやり過ごせる)を定めていたり、主治医と職場間の情報の授受をスムーズに行うための書類の書式を用意していたりしますので、そうしたことを問い合わせてみることも大切です。
以上、心療内科、豊中市・千里中央駅直結・千里セルシー3階「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。