心療内科と精神疾患(その1) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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心療内科と精神疾患(その1)

2015年03月24日 

皆様、こんにちは。心療内科 精神科千里中央駅千里ニュータウン医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回から「心療内科と精神疾患」というタイトルで、心療内科について詳しく触れたいと思います。
心療内科について
心療内科は誤解されています
心療内科と精神科の区別がつかない方がほとんどです。全国のクリニックや病院で心療内科を標榜されている多くの先生は精神科を専門とされていることもあり、ドクターさえ区別がつきにくいので、なおさら患者様は区別しにくいと思われます。
■本来の心療内科とは
本来の心療内科では、身体疾患の中で心身症と定義される病態に対し、身体とこころを分けずに(心身一如、心身相関)診断や治療である心身医学を実践します。生活習慣病やストレス関連疾患が益々増えるなか、従来の身体の「疾患」のみを対象とした治療から「病気をもち悩み苦しむ患者様」として身体・こころ・社会・自然が密接に関与している全体的存在として扱う全人的医療を行っています。
心身症とは
心身症とは身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし、神経症うつ病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する」と定義されています。器質的とは、がんや潰瘍、炎症など現在の医学的検査で異常が認められる病気です。また、機能的というのは、過敏性腸症候群、びまん性食道けいれん、片頭痛など、器質的検査では異常を認めませんが、器官の働き(機能的)の乱れによって起こる病気のことを言います。
以上、心療内科千里中央駅直結千里セルシー3階「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。

 

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