2015年03月23日
皆様、こんにちは。心療内科 精神科、千里中央駅・千里ニュータウン「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「メンタルヘルス対策」の21回目です。引き続き、メンタルヘルスについて詳しく触れたいと思います。
【続き→】以上、ここで指摘したのは攻めのメンタルヘルスのごく一部分であるが、社員が十分に納得できる形で人事施策の充実と浸透を図っていくことが、働く人たちに対するコンセンサス作りに大きく貢献していきます。それが、今日的なストレスやメンタルヘルス不調の緩和につながり、何より、組織の活力につながっていくことでしょう。メンタルヘルス対策を考える際に、今一度、人事システムやメンタルヘルスマネジメントについての認識を、新たにしてほしいと思っています。
そこで結論。前段で示したメンタルヘルス対策が「必要条件」だとしたら、ここで示した人事制度とリンクした対応は、「十分条件」としてのメンタルヘルス対策と位置付けることができると思います。守りのメンタルヘルス対策と攻めのメンタルヘルス対策という、両面のメンタルヘルス対策の充実が人事にとっては欠かせないです。最近では、「安心」と「挑戦」と表現する企業も出てきました。それは、メンタルヘルス対策だけに限らない、「人」を扱う人事としての鉄則ではないでしょうか。
以上、心療内科、千里中央駅直結・千里セルシー3階「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。