メンタルヘルス対策(その7) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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メンタルヘルス対策(その7)

2015年03月09日 

皆様、こんにちは。心療内科 精神科千里中央駅千里ニュータウン医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「メンタルヘルス対策」の7回目です。引き続き、メンタルヘルスについて詳しく触れたいと思います。
【続き→】2008年の日本生産性本部メンタルヘルス白書では、「最近三年間にメンタルヘルス不調の社員は増加しているか」という質問に対し、従業員3000人以上の大企業の70%が、”そうである”と回答しています。また、”メンタルヘルス不調のために休業している社員がいる”と回答している企業は、74.8%、”メンタルヘルス不調で一番多いのがうつ病である”と回答している企業は94%に達しています。
これらの状況を受けて、政府のほか、企業でも自殺防止対策、いわゆるメンタルヘルスの向上により真剣に取り組むようになりました。しかし日本における職場のメンタルヘルス活動はまだ十分とはいえない状況にあります。労働者健康状況調査によると、メンタルヘルス対策に取り組んでいる企業は全体の33.6%に過ぎないです。ただし、規模によって差があり、従業員が1000人以上の規模になると、メンタルヘルス対策に取り組んでいる企業は9割を超えます。一方、100人未満の規模の企業では、5割を切っており、10~29人の規模では、29.2%しか取り組んでいないです。
メンタルヘルス対策の主な内容としては、「労働者からの相談対応の体制整備」(59.3%)が最も高く、次いで「労働者への教育研修・情報提供」(49.3%)、「管理監督者への教育研修・情報提供」(34.5%)の順となっています。また、メンタルヘルス対策に取り組んでいる企業のうち、52%が産業医や保健スタッフ、衛生管理者などの専門スタッフを配置しています。メンタルヘルス対策の効果については、67%の企業が「効果があると思う」と回答しており、特に専門スタッフを置く企業のほうがより効果を感じているという結果が示されています。
以上、心療内科千里中央駅直結千里セルシー3階「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。

 

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