メンタルヘルス対策(その3) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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メンタルヘルス対策(その3)

2015年03月05日 

皆様、こんにちは。心療内科 精神科千里中央駅千里ニュータウン医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「メンタルヘルス対策」の3回目です。引き続き、メンタルヘルスについて詳しく触れたいと思います。
【続き→】企業の「メンタルヘルスケア」への取り組みは、自分なりの生き方や働き方を構築していく必要のある従業員、また、生産性の低下や労働力の損失を防ぐことが急務な経営者の双方にとって、非常に重要です。なぜならメンタルヘルスを維持できる職場環境では、誰もが働く意義や喜びを感じ、モチベーションが高い状態にあるため、生産性が高まり企業の利益に大きく貢献できるからです。そのためには、仕事上の多様なストレスを最小にできるよう、従業員が個々に抱える問題に焦点を当て、メンタルヘルス支援を行うべきです。それと同時に、企業全体のシステムの整備や改善に取り組むことも重要です。
社会経済生産性本部メンタルヘルス研究所が発表した調査によれば、実に7割近い企業が「個人で仕事をする機会が増えた」と回答しており、「職場でのコミュニケーションの機会が減った」は約6割、「職場での助け合いが少なくなった」も5割近い企業が回答しています。この背景には、近年の職場の変化が見逃せないです。そして、これらの結果とメンタルヘルス不全の増加傾向には相関関係のあることが明らかとなりました。
端的に言えば、成果主義や目標管理制度を導入する企業が増えたことにより、個人で仕事をする機会が飛躍的に増え、その結果、職場の人間関係がぎすぎすしたものになってしまったということです。最近のベストセラーともなった「不機嫌な職場」が生まれた背景には、このような職場の変化が大きく影響していると考えられます。
以上、心療内科千里中央駅直結千里セルシー3階「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。

 

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