2016年03月20日
千里中央(大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は『「千里中央駅」の魅力』の13回目です。引き続き、千里中央について詳しく触れたいと思います。
【続き→】■千里中央新都心(千里中央の今昔)
大阪北部(北摂)の『千里中央新都心』を考えます。大阪府の新都心計画のなかで完成度も高く、街の成熟で住民の老齢化が問題になっているくらいです。
千里中央は東西に「大阪中央環状線」、南北に「新御堂筋」が交差し、大規模な「千里IC」を形成しています。この十字クロスの千里中央北西側は業務地区でオフィス街。千里中央北東側が地下の千里中央駅を軸に「千里セルシー」や「千里阪急百貨店」「千里大丸プラザ(オトカリテ)」など、多くの商業・文化施設の集積があります。目立った高層ビルも「千里朝日阪急ビル」や「千里ライフサイエンスセンター」が聳えています。近年はヤマダ電機の「LABI千里」や「ザ・千里タワー」の高層マンションが建設されています。
千里中央の発展の背景には、地下鉄御堂筋線の延伸となる北大阪急行の千里中央駅があること。同時に新御堂筋が通じている点があります。この二つの交通インフラは新大阪・梅田・難波直結であり、道路の新御堂筋も全線立体交差の特別な道路です。このような背景で、千里中央という街は大阪の都心機能を担うべく特別につくられた新都心といえると思います。ですから、ここ千里中央の電話市外局番は「大阪06」になっています。梅田からの距離は12kmです。行政は豊中市に属します。
戦後、昭和40~50年代に大阪は凄まじい郊外化がありました。都市のドーナツ化と言われますが、主として人口の郊外化です。大阪市内の住民の子息のほとんどは郊外に移転したのです。奈良県や兵庫県に移転した人も多いのですが、大阪都心とつながりを持つ通勤圏への移転ながら、これでは大阪市内の人口が減るのは当り前の状況でした。
当時の価値観も郊外に住む方が文化的で高級な雰囲気さえありました。住宅だけでなく企業もその流れで郊外に移転したくらいでした。たとえばMBS毎日放送は「千里丘放送センター」を建設して郊外に移転しました。
ここ千里中央の北西側にあるオフィスビル街もそんな流れで、建設されたのが多いです。主として東京にあるコンピューターのバックアップ機能が西の千里中央と言われたりしますが・・・。
しかし、「千里中央新都心」「業務拠点」ですから、この千里中央は単なる郊外ではありません。
以上、千里中央駅直結・千里セルシー3階・豊中市、心療内科「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。