心療内科と精神疾患(その3) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科「杉浦こころのクリニック」

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心療内科と精神疾患(その3)

2015年03月26日 

皆様、こんにちは。心療内科 精神科千里中央駅千里ニュータウン医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「心療内科と精神疾患」の3回目です。引き続き、心療内科について詳しく触れたいと思います。
【続き→】次に心療内科で診る主な精神疾患を御紹介します。
うつ病は、気持ちがひどく落ち込んでゆううつ何も楽しくないやる気が出ないというこころの病気です。10人に1人は一生のうちに最低1回はかかると言われる、非常に患者数の多い病気です。うつ病の診断基準には食欲が低下したり、全身がだるくなったりといった体の症状も含まれています。さらに、頭痛、腹痛などの痛みを訴えたりします。抗うつ薬での治療に加えて頭痛や腹痛に対する内科的な薬を併用すれば、より早く患者様の苦痛を軽減できます。ただし、重症のうつ病では妄想が出現したり、死にたい気持ちを抑えられず自殺を望んだりする場合があります。このような場合は精神科での治療をお願いします。
摂食障害は若い女性に多く、やせたい気持ちの異常な高まりから極端な食事制限や過剰な運動を行ない、体重を減らそうとする病気です。ひたすら食べずに我慢できる人ばかりではなくて、反動から過食に走って、後から吐き出したり下剤などの薬で排出したりすることもあります。結果として非常にやせてしまった場合を神経性食思不振症、体重は正常の場合を神経性大食症と呼んでいます。やせてしまうと命の危険もあるため、点滴や栄養剤などを用いた内科的な治療を行なって体重を回復させる必要があります。しかしやせたい気持ちは非常に強いので、体重の増える治療はとても嫌がります。そこでこころに配慮した治療が必要になってくるため、心身両面を診る心療内科の出番になります。
他にもパニック障害身体表現性障害などの体に症状の出る精神疾患を、心療内科では治療しています。
内科的な治療手段と精神に対する治療手段を組み合わせることで初めて実現できる有効な治療を行なう、それが心療内科の治療なのです。
以上、心療内科千里中央駅直結千里セルシー3階「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。

 

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